本と料理と自転車と

弁当男子を始めたアラサー会社員が綴る読んだ本の読書録と作った料理と自転車のはなし

Stage 8:アメリカの壁

今日の読書録はかなり古い本ですが小松左京著のアメリカの壁です。

初版はかなり古いし中古本もなかなか見つからないのですが、Kindleにありました。

 

トランプ大統領になって「今」まさに読みたい本です!

 

というのも冷戦時代のアメリカがベトナム戦争を経験し疲弊していくなかで「美しいアメリカ」を掲げる大統領が誕生、国内問題にフォーカスしたこの大統領は国外の問題にはやや投げやり

メディアも国外の話を報じなくなりつつあった

なんか今のアメリカになんとなく似てませんか?

 

そんなアメリカに来ていた一人の日本人ライターの目線で"アメリカの壁"ができたあとのアメリカを切り開いていきます。

"アメリカの壁"とは電波も飛行機も船も海底ケーブルの通信も通さない白い雲が突然現れ世界からアメリカが孤立状態に追い込んだ壁のことです。(追い込んだは表現として正しくないですが…)

 

SF短編小説なのでサクッと読み終わります。

数十年前のSFなので現トランプ政権を予測していると考えるとだいぶ無理がありますが、読み物としてとてもおもしろいです。

この本はかなりおすすめです!

 

Thanks!