本と料理と自転車と

弁当男子を始めたアラサー会社員が綴る読んだ本の読書録と作った料理と自転車のはなし

Stage 25:未来の年表 人口減少日本でこれから起きること

前半がこれから日本で起こることを年代別に予測、後半がそれに対する処方箋という形を取ってますが、前半の割に後半がちょっと物足りない気がしました。

 

前半がかなり衝撃的で、説得力のある予測が書いてあります。

日本の人口減少は疑いようがない状況(というかすでに減少している)であり、今後より深刻化していくのは明らかな状況です。そんななかでこの本では

 人口の絶対数が激減したり、高齢者が激増したりすることによって生じる弊害であり、それにどう対応していけばよいのか

 というのを視点にかかれています。

 

筆者が

静かなる有事 

と示すとおり、人口減少はゆっくりとしかし確実に侵食するある意味"有事"なのかもしれない

確かに、人口減少により若い人を必要とする防災、治安維持、国防分野では人でが足りなくなる

また、単純に人がいることが防衛になっていた地方も人口減少と人口集中で消滅していく

 

正直アラサーの私にとって人口減少カレンダーは読むにつれて絶望的な気分になっていった。

それは今まで通りにはいかないというのと残された課題の多さからそう感じてしまった。