本と料理と自転車と

弁当男子を始めたアラサー会社員が綴る読んだ本の読書録と作った料理と自転車のはなし

失敗の本質

 

 今年の頭くらいに読んだ本です。

第二次世界対戦の日本軍の失敗にフォーカスした本で、読んでいて暗くなる上に今も失敗しているものはここで研究されていることがそのままやられているなと感じていることも…

最近は組織運営的なことにも手を出しているので個人的には何回か今後も読み返す可能性大です。

 

これを読みながらふと"「空気」の研究"でも同じようなこと書いてあった気がしたなと思い出したので今度読み返してみようと思いました。

紙の本が手元にないのでアマゾンで探してみたら2009年に購入と…12年前かアマゾン便利だなってふと思いました。

セットで読むと良いかも(空気の研究はこれより難解だった気もしますが)

 

 

さて、脱線したので話を失敗の本質に戻します。

具体的に各対戦、作戦の概要と失敗の要因などが記載されていますがそこから現在も共通して目的が曖昧だったり、グランドデザインの欠如していたり、学習を軽視したり…

特にコロナの対策なんて失敗の本質をそのまま踏襲してるんじゃないかってくらいの感じもあります。

組織論的にもかなり学べることが多いです。

メモもちょこちょこ取ってましたが面白かったのはここかな

その最も本質的な点をつきつめていくと、まことに逆説的ではあるが、「日本軍は環境に適応しすぎて失敗した」、といえるのではないか。

その後進化論で恐竜の絶滅した説明の一つに適応しすぎて変化に対応できなかったという話が続きますが、環境に適応しすぎるのも良くないんだなと…

確かに過去の成功体験に固執するとかはこれに近いですね。

環境変化の大きい現代において適応しすぎるのは最大の問題かもしれない 

 

個人的にはこの失敗から学んで同じ失敗はしたくない

ビジネスと人生の「見え方」が一変する 生命科学的思考

 

 研究者でありながらGenequestという遺伝子解析サービスの経営者でもある筆者が自身の経験や研究をベースに人生、ビジネス、組織論などを語っている本です。

この本めっちゃおすすめです。

特に行き詰まったときとか視野を広げたいときに読むと良いかな

Kindleで読んだんですがメモ書きがめっちゃ多かったので厳選して3点ピックアップ

 

今は辛いが、未来は幸福であるという分断された考えを持つのではなく、時間的視野を広げ現在と未来を同時に見て、その上で現在何をすべきかと思考をし続けることが大事であると、自分の中で納得がいったのです

 本書の多くの箇所で語られていることなのですが時間的空間的視野を広げて考えるということ。

個人的には未来のゴール設定をしてそこと現在の自分のGapを埋めていくロードマップを作成していくイメージなのかなと

10年後こうなりたいのであれば1-2年後にこうなっていて…といったイメージを持ってそうなるためには今何をするべきなのかに注力する。

マイルストーンに達した段階で何ができたか何ができなかったのかゴールの位置はこれで良かったのか等思考していく

過去を嘆いている暇もない、過去の積み重ねとしてのイマ、イマの積み重ねが未来という思考ができれば良いのかなと

 

「なぜヒトは努力しないといけないのか?」という問いへの答えは、宇宙にとっての平衡(エントロピー増大)と私たちの個体にとっての平衡(エントロピー減少)が異なるため、積極的にエネルギーを使って行動しないと個体としての形を保つことができないから 

続いてはこちら、これはなぜ努力をという切り口ですが、生命は個体を維持するために変わり続けないといけないことを例に出しています。
以前読んだThe Order of Time(ブログ書いたつもりがアップされてなかった…)でも時間とはエントロピーの増大である(めちゃくちゃ意訳しました)とありつまり時間がすすむ中ではエントロピーは増大して何もかもカオスになっていく。
ではどうして生命は個体を維持しているのかというと上の通り平衡状態になるため努力をしているからという考えができる。
生命の話ですがこれって会社でも組織でも形を有しているものは一緒ですよね。
変化し続けられる会社・組織が強いと言われますし。
家なんかも人が住んでメンテナンスされると現状を維持できますが、放置された途端一気に崩れていきますね。
まさに自然の摂理という感じ

人間は完全な意味で自然に生きることなどはありえないと考えています。正確に言うと、「自然」と「人工」は二分できるものではなく、二者のグラデーションの中でしか生きられないのではないでしょうか。

こちらはゲノム編集に関してそもそも何が「自然」なのか「人工」なのかという議論のなかで出てきました。私はこの筆者の考えに完全同意です。

「自然」でも健康に害がある物質は多くあるし100%の「自然」(そんなものが存在するとは思えませんが…)を求めるのであれば極端な話絶滅危惧種を救えなかったり、生産性や気候変動による問題で地球の全人口を支えるだけの食物を作ることもできなくなってしまう(食用で栽培されている植物の多くが何らかの形で「人工」的に交配、改良されているため)
重要なのは何が「自然」で何が「人工」なのかではなく一人ひとりが何を重視するのかを双方の意見を聞いた上で思考し議論してルールを決めていくのが重要なのではないかと思いました。(ワクチンもそうですが一方的にエビデンスや理論に基づかない反対をするのではなく、お互いを知った上で議論するべきかと)

 

最後にあったこの筆者の問に私なりの回答を…

「どの遺伝子なら改変してもよいか」という議論を始めておくべきだと私は考えます。みなさんならどう考えるでしょうか

 個人的には改変によってターゲット以外が変異しないこと、ミスを防ぐ措置をとることを前提条件として個の単体として(改変したDNAが子孫に残らない)の改変は良いのではないかと思います。ただ適用者にはリスクとベネフィットの説明は必須でその選択は適用者の判断に委ねるというのはもちろんですが。

ただこれって宗教的にはかなり反発をくらいそうな議論ですよね。輸血ですら宗教的な理由で拒否されているかたもいますし…

ちなみに宗教的な理由で輸血を拒否している場合、将来的に仮に人工血液ができた場合(自分自身のDNAをもとにして生成した)血液を輸血するのは宗教的にはどうなんですかね?ちょっと気になりました。(そもそも血液とはいえ臓器を人間が作り出すのがNGとなりそうな気もしますが)

 

長々書いてしまいましたが実は昨年秋頃にGenequestやってみました。

本書の中にも遺伝子に抗うことができるということが記載されていましたので私はGenequestの結果より私は忍耐力が低めのタイプと出てしまったのでこの遺伝に抗ってみようかなと考えています。

 

Genequestをやるかどうかはおまかせしますがこの本はかなりおすすめなのでぜひ読んでみてください!

 

それでは

やり抜く人の9つの習慣 コロンビア大学の成功の科学

 こんにちは

今日の本はDaiGo推薦のこちらの本です。

すごく読みやすかったです。あっさりKindleで読みました。

エビデンスもあり説得力もある、何よりやる気がなくなったときや心が折れそうなときに読むとちょっとやる気が復活します。(私の場合)

 

本の中で良い表現だなと思ったのが

"非現実的な楽観主義者"になることなく"現実的な楽観主義者"であれ

 という一文。

つまり目標は達成できるという楽観視することはよいもののそれは容易に達成できるものではないと理解して惜しみない努力が必要ということ。

達成が容易ではないことがわかれば不安に思って障害を消す努力を続ける。本書ではないですが以前イチローも似たようなことを言っていたような気がして調べてみたらまさに同じようなことを話していました。

“準備”というのは、言い訳の材料となり得るものを排除していく、そのために考え得るすべてのことをこなしていく 

なんだかんだでできなかったときの言い訳って考えちゃいますけどそれって排除できたら目標達成にまた一歩近づくということですもんね。

 

もう一つはIf-Then Planningという習慣。

日本語に訳すともし〇〇ならXXをするという単純なんですが、これ習慣化するとやらないと気持ち悪い感じになってしまいます。

私の場合は3つ試してみています。

1つ目は皿洗いがめんどくさくて放置するのを防ぐために、ご飯を食べ終わったら皿を洗うという習慣。

いつもならご飯食べてソファーでだらけてしまったりしますがすぐやればそんなに大したことじゃないしあとから溜まった皿を見てやる気を失うこともない。

今のところ順調にできてます。

 

もう一つは朝起きたら体重計に乗るです。

これは昨年のコロナ自粛で体重増加傾向にあるため毎日乗って体重を気にするようにするために習慣として取り込みました。いつ乗るって決めておけば今日乗ったっけ?なんて考える必要もないですし測るのは一瞬なので朝起きて体重計に乗って次のタスクへって流れが自然にできてきました。

 

3つ目は実は失敗していて対策を模索しているのですが体温を測るです。

これまで何時になったら携帯のアラームが鳴って体温を測るという習慣を試してみたのですが、なんだかんだその場で体温計がなかったりして続きませんでした。

おまけに普段使っている体温計が結構時間かかる安いやつだったので「時間かかるしなー」まぁいいかって感じになってしまっています…(本当は毎日測ったほうが良いのですが)

なにか良い方法あれば教えてほしいです笑

 

この本読み終わってから半月くらい経ってますが2/3の習慣を継続中、他にもマインドセット的な部分など色々普段の生活に取り入れています。

そしてこの本読みやすいのでぜひ、読んでみてください(Prime会員だと無料で読めますよ!)

 

リボルバー

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しばらくブログ更新できていませんでしたが久しぶりに復帰です。

今日は本の紹介。

最近はビジネス書関連が多かったんですがひさしぶりに小説を読んだのでそちらです。

 

リボルバーですが、ゴッホゴーギャンの関係性、ゴッホの死因を紐解く物語です。

そもそもゴッホゴーギャンの絵は見たことはありますが(あいにく現物ではないですが)、ゴッホゴーギャンがどういった人生を歩んでいたのかなどは正直知らなかったのでここで勉強をすることができたかな

もちろん、フィクションなのでどこまで史実なのかは調べないとですが…

 

あるオークションハウスに持ち込まれたリボルバーの謎を追っていく物語で二人の画家の人生が互いに交わりながら、互いに翻弄されながら、影響を与え合いながら破滅へすすんでいく…

どちらが不幸でどちらが幸せだったのか?わからないけれど二人はそれぞれある意味不幸である意味幸せな人生だったんではないかと思う。

特に印象に残ったのがゴーギャンゴッホにおくったこのセリフ

「君の胸にただただ住んでいるタブローと生きてゆけ」

 

そして何よりもオルセー美術館に行きたくなった!

まだこの状況なので海外は行けないからとりあえずSOMPO美術館か?

 

 今週のお弁当振り返り(2021年 FW 16)

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こんばんは

今週のお弁当振り返りです。

今週は出張Weekだったのでお弁当は3つだけでした。

トップ画はホタテラーメンです。あっさり塩でめちゃめちゃ美味しかった!

 

さて、今週反響が大きかったのがこちらのお弁当です。

  • 豚肉と玉ねぎの炒めもの

醤油で味付け、焼き肉的な感じにしました

  • 卵焼き

わりと上手く巻けたかな

  • 温野菜(にんじん)

電子レンジで調理しました。

  • プチトマト

そのまんま

 

今週もいいね&RTありがとうございました。

今週からGWの人も多いかと思いますが、今年もどこにも行けなさそうですね…

早くコロナがおさまりますように。

今週のお弁当振り返り(2021年 FW 15)

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こんばんは

今週は先週見たエヴァが本当に終わったんだなってちょっと思いながら過ごしていた気がします…(いつまで引きずるんだ…笑)

もう一回見に行こうかな

 

今週のお弁当は火曜日以外作りました。

久しぶりに雑穀米も復活してみました。

 

そんななか一番反響が大きかったのがこちらのお弁当でした。

  • ほうれん草とささみと舞茸のたらこ炒め

前日の残りですが、ぶつ切りのささみとほうれん草、舞茸をたらこで炒めました。味付けはバター醤油です。

  • コーンシュウマイ

妻が惣菜コーナーで買ったやつです。

  • シュウマイ

こちらも同じく惣菜コーナーのやつです。

  • 卵焼き

うまくいった気が…

この日は昼から出張だったのでお弁当は妻分だけ、しかも一番手抜きでした。

 

今週もいいね&RTありがとうございました。

来週もよろしくお願いします。

今週のお弁当振り返り(2021年 FW 14)

 

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こんばんは

今週は雪も降り季節が逆戻りかと思ったら今週末は春の陽気でした!

そして、やっと エヴァ見てきました!久しぶりに映画館で観ましたが感動で泣いてしまいました。

や、これ書くと長くなりそうなのでここでやめておきます。

 


ということで今日はお弁当の振り返りです。

今週は5つでした。

そんななか反響が一番大きかったのがこちらのお弁当です。

  • 生姜焼き

生姜チューブと醤油、酒にさっと豚肉をつけて焼きました。

  • プチトマト

そのまんま

  • ゆで卵

そのまんま

 

今週もいいね&RTありがとうございました。

来週もよろしくお願いします。

 

最近月曜日作れてないので明日は頑張りたい!