本と料理と自転車と

弁当男子を始めたアラサー会社員が綴る読んだ本の読書録と作った料理と自転車のはなし

Stage 82:チーズはどこへ消えた?

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本の話ですが前置きが長いです。

 

<前置き>

実を言うともう一冊先月読み終わっていてその記事を書いている途中ですが、追い越しです。

というのも本とは関係ないですが、先日上司の上司の上司と1 on 1(平たく言うと面談)をしましてその際に話していたことが気になり影響を受けやすい私はすんなりその質問にきれいに返せる本の読み方をしてしまったので忘れないうちに書こうと思った次第であります。

 

何が気になったかというとその方は今のポジションについてまだ1年経っていないのですが、今のポジションになって半年くらいで業務に追われてしまい考えることをやっていない状態だと気づいたようです。

そこで聞いた話を一般化して現実に落とし込む、活用するという一種の脳トレ的なことを実践しているとのことで最近私が読んだ本の話になり、その本の内容をベースに10分くらい話をしました。

その中でちゃんと読んでいる(もちろんちゃんと読んでますが)ようでなんとなく読んでしまっている。100%活用できていないのではないかという気持ちになりました。

正直、本読む時間ってあんまり取れないですが、それでも読んだ本なのだからその時間をとっただけのベネフィットは得たい(それは良いベネフィットにしても悪いベネフィットにしても:悪いベネフィットって変ですが…)そう改めて考えました。

(この1 on 1の際はある程度本の内容を説明し、質問にも答えた気でいましたが…)

 

そこで気になった部分のハイライト+αでその時思ったことをメモしてみるようにしました。(写真の本の下に写っているのがメモ用のノートです)

 

<チーズはどこへ消えた?>

 

チーズはどこへ消えた?

チーズはどこへ消えた?

  • 作者: スペンサージョンソン,Spencer Johnson,門田美鈴
  • 出版社/メーカー: 扶桑社
  • 発売日: 2000/11/27
  • メディア: 単行本(ソフトカバー)
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そこで狙ってビジネス書にした!

訳ではなくたまたま次に読みたい本がこれだったのですが、個人的にはタイミングバッチリでした。

20年くらい前の本ですが、シンプルでも重要なところを抑えていて本当に帯にある通りい

1時間で読めて10年間役に立つ

かもしれないくらい良い考えだと思いました。

物語はある意味別の目標を持つ2匹のネズミと2人の小人の話です。

主人公は小人のヘムとホーですが、ネズミと比較して高度に考えるので考えすぎる傾向にあります。

チーズがなくなりなくなりかけていることにも気づかなかった二人はなぜなくなったのかということを考えてしまい次に進むことができない状況。

ここからネズミのように変化に適応するようになるまでの思考の遷移が物語になっています。

全部とメインのところを書いてしまうと面白くないので序盤で気になったフレーズだけ紹介します。

想像力を働かせて、新しいチーズを見つけて味わっているところを思い描いた。できるだけ現実的で細かいところまで 

 チーズがなくなりずっとその場に留まっていたホーがその場を離れ新しいチーズを見つける旅に出るために勇気を振り絞っている場面でのフレーズですが、アンダーラインした"できるだけ現実的で細かいところまで"

ここがまず変化に対応できていない人に対して具体的かつ現実的に現実味を帯びた未来の話をして納得してもらう、腹落ちしてもらう上では大切なことの一つかなと感じました。

これ以外にも示唆に富んだ内容でまさに自己啓発本かなと思いました(ディスりではなく)

私にとってはいろいろとタイミングが良かったという感じもしますが…

 

この物語は2部構成(正確に書くと3部構成)で最初の物語とこの本の座談会的な2部が続きます。その中で前置でも書いた一般化して現実に落とし込むができている(というか現実を本に当てはめる感じですが…)と感じそういった意味でも良い本かと

さっくり読めますが、内容は濃いです。

ただ本質はこれを読んでどう変わるかなのかな